脳腫瘍
脳腫瘍の症状は、頭蓋骨という限られた空間の中に腫瘍ができたり、脳の水がたまったりしておこる頭蓋内圧亢進症状)と、腫瘍によりその部位の脳の機能が障害されておこる局所症状に分けられます。
子供の脳腫瘍は大人の脳腫瘍と比べ、腫瘍の種類、好発部位が異なるため、多くはその症状の経過も成人の場合と異なります。
成人では大半の脳腫瘍が大脳に発生し、その発生部位により手や足が利かなくなったり(運動麻痺)やしびれがあったり(知覚障害)、言葉がうまく出なくなったり(言語障害)しますが、小児の場合は半数近くが後頭蓋窩とよばれる小脳や脳幹などに存在することから、脳の水(脳脊髄液)の通過障害により水頭症をおこしやすいことになります。
しかし、脳内に水の貯留があっても、子供は骨の縫合線が離開しやすいため、頭の中の圧の上昇が余り見られず、単に不機嫌であったり、軽い歩行障害を示す以外に症状が見られない場合もあります。

