破傷風
破傷風菌の毒素により中枢神経系が冒される病気です。
2日~3日は、傷の部分の違和感やだるい感じといった症状が現れます。
これが第1期。次に、口が開かない、物が飲み込めない、発熱、発汗などが見られる第2期に進行します。
第3期には、全身の痙攣発作がおき、光や音の刺激によっても発作が誘発されます。
気道閉塞や心不全を起こすこともあり、死に至ることもあります。
破傷風菌は土の中に多く生息しており、足に古釘が刺さったり、泥遊び中に怪我をしたときなどは注意が必要です。
その傷から破傷風菌が侵入することで感染します。
潜伏期間は3日~20日間ですが、場合によると2ヶ月以上症状が現れないこともあります。
怪我をしたときにはきちんと消毒し、特に傷が汚れていた場合などは病院へ行き、必要に応じて免疫グロブリンの注射などを受けることが予防になります。毒素の中和のため破傷風免疫グロブリンを投与し、菌そのものを殺すためにペニシリンを投与します。
傷を切開して感染組織を除去することもありますので、激しい痙攣や体の硬直が起き、筋弛緩剤の投与や気管切開による呼吸管理が必要になることもあります。
発作を誘発させないために、室内は暗くし、音も立てないように気をつけましょう。

